エイジ・スナッチャーズ
-黄昏を運ぶ者たち-
Main Writer
やなぎ(@ieitsu)
荻安理紗(@ogiarisa)
和泉(@izumiscript)
KeyVisual
AI llustrator:サチ(@puchikonne13)・やなぎ(@ieitsu)
Design:有邊冬萠・サチ(@puchikonne13)
Art Direction : USD
制作実績
Main Writer
やなぎ(@ieitsu)
荻安理紗(@ogiarisa)
和泉(@izumiscript)
KeyVisual
AI llustrator:サチ(@puchikonne13)・やなぎ(@ieitsu)
Design:有邊冬萠・サチ(@puchikonne13)
Art Direction : USD
他者の年齢を操作する特殊な技術を手にしたチームが、現代の必殺仕置人として依頼者の恨みを晴らすべく様々な対象へ復讐を代行する。
トランスエイジなどという単語も生まれ、少子高齢化社会を迎え年齢による分断がますます進み、エイジズムによる息苦しさ、生きづらさを誰もが感じる現代。「年齢を奪う復讐」というギミックを通じて、老いることとは?年齢とは何か?を描きます。
もし若返ったら?誰もが一度は想像します。でも、やがて来る老いについて向き合い考える人は多くはありません。それでも、人は誰もが平等に歳をとります。では恨んだ誰かに、老いを与えることができたら?若返りの技術が発明されたら?
輝かしい成果を生むはずだった技術を後ろ暗い仕置きに使う復讐代行であるスナッチャーズの皮肉と、彼ら自身やその恋人も年齢操作されたことによる孤独を通じてエイジズム蔓延る現代社会の歪みを浮き彫りにします。
因果応報の爽快感、復讐や年齢にまつわるヒューマンドラマだけでなく、表裏一体である苦味や後味の悪さを描くことで余韻を残し、「年齢」だけでなく人間が見える作品とします。
時嶋 彼方 ときしまかなた(28歳):
研究所の職員だったが、ある出来事をきっかけに年齢変化酵素を仕置きに利用するエイジ・スナッチャーズを結成する。ある組織の脅迫で恋人が90歳代まで老化させられている。武器は寸鉄のような隠し持った暗器。普段は特別養護老人ホームで働き介護に精を出し、まっとうに歳を取ることこそが人の生きる道だと考える。そのため自身の年齢操作を行っていない。他3人のメンバーと一緒に暮らし面倒を見ている。
浅暮 十干 あさぼじっかん(肉体年齢11歳・実年齢73歳):
自死を遂げた浅暮研究主任の父。息子の死をきっかけにスナッチャーズに参加した。若返り余生が伸びた分、タバコや酒を愛好し、古い言葉を好む。夏井とは表面的にはあまり仲が良くない。古い人間だが弱者を気にかける優しさを持っている。常にスキットルを持ち強い酒を呷っている。武器はそのスキットルの逆側に仕込まれた針。
水咲 依子 みずさきよりこ(肉体年齢25歳・実年齢64歳):
元研究所職員。見た目や時間を超えた真実の美しさを追求している。美容オタク。故に本質的に美しくないもの、醜いものが好きではない。ピアスのチャームを暗器として使う。他人に振り回されず自分のために生きるため恋愛には興味がない。生花とドライフラワーを半々に扱う一風変わった移動式花屋「黄昏」の店主も担当し、依頼窓口となっている。
夏井 暦 なついれき(肉体年齢45歳・実年齢11歳):
元は小学生だったがIQ170を誇るギフテッドで、飛び級で大学院へと進級し研究に参加していた。早熟過ぎるが故に周りとは全く馴染めず、年齢変化酵素の被検者となった。子供では無くなり「年齢の制限が無い自由」を謳歌する。それ故に、その制限の無さを無駄にする者を嫌う。甘いものを好むなど子どもらしい一面も。手先が器用でいつもペン回しをしておりそのシャーペンを武器にする。研究役。
本堂 小夜子 ほんどうさよこ(肉体年齢96歳・実年齢28歳)
時嶋の恋人だが、敵組織により90代まで老化させられ特別養護老人ホームで暮らす。
エイジ・スナッチャーズの活動について
依子が運営する移動式花屋「黄昏」が依頼者の窓口となっており、友禅菊(花言葉:老いてもお元気で)を一輪買うことで復讐依頼ができる。特殊な酵素「黄昏」を対象に打ち込むことで対象の年齢を奪う(同じ人間には一度しか効果が無く、年齢変化の幅は調整可能)。復讐対象の年齢を奪う代償として、依頼者からも必ず年齢を奪うこととしている。普段はメンバー4人で暮らし、この技術を独占しようと企む敵組織を追っている。
純白のウェディングドレスに身を包んだ美しい花嫁の顔が、瞬く間に白髪で皺だらけの老婆へと変貌していく――!
世間を騒がせたこの事件の犯人たちは、そう。他人の年齢を奪う『エイジ・スナッチャーズ』。彼等は自分たちのもつ『年齢を操作させる力』を使い、幸福な結婚式を恐怖の宴へと変えたのだ。
『エイジ・スナッチャーズ』は復讐代行グループであり、今回の復讐劇の発端も、花嫁を恨むある女性からの依頼からだった。
「死ぬだけでは済まされない。晴らせぬ恨みに黄昏を。死より重い罰を背負ってもらう」
法では追いつかずのうのうとのさばる悪人たち、晴らせぬ恨みを持つ依頼人たち。彼らは弱者である依頼人の心情に寄り添い、時には対象を老人へと老化させ、時には若い姿へと年齢変化を行い、死より重い復讐を行っていく————。
元々彼らは、輝かしい功績を生み出すはずだった『年齢変化酵素』の研究員たちだった。しかし、その効果を独占しようと企む組織によって研究は闇へと葬られ、研究主任の浅暮教授は汚名を着せられ非業の死を遂げる。
絶望した彼らは、残された酵素『黄昏』の力を組織から持ち出し、自らの年齢を操作し、さらに弱者の無念を晴らすため使い始めたのだった。
『エイジ・スナッチャーズ』が誕生した瞬間である。
だが、組織は反逆者を許さない。見せしめとして、時嶋の恋人を20代から90代へと老化させてしまったのだ。
時嶋は巻き込んでしまった罪悪感から老婆となった恋人に献身的な介護を続けながらも、その力を持つものの責任として復讐業を止めない。恋人は日に日に衰弱していく。なんとか助けたいと願う時嶋だが、残された時間は、もう少ない——。
さまざまな問題を抱える『エイジ・スナッチャーズ』のメンバーたち。
60代から20代へと若返り真実の美を追い求める水咲依子、老人でありながら11歳の姿になった浅暮十干、ギフテッドの少年でありながら周りと馴染めず40代の姿となった夏井暦らと共に、時嶋は復讐を遂行しながら組織の手掛かりを追う。
組織の目論見と対決の行方は――。老いるとは、年齢とは――。
やがて過酷な運命がメンバーにも容赦なく降り掛かっていく。
1話「奪われた歳月」(※パイロット脚本参照)
純白のウェディングドレスに身を包んだ美しい花嫁の顔が、瞬く間に白髪で皺だらけの老婆へと変貌していく――!年齢を奪う復讐代行人、エイジ・スナッチャーズの仕業だ。
次の依頼人はロスジェネの村田(44)。母親から期待された”普通の人生”を送れず、理不尽な派遣切りに会い住処を失い全財産を奪われ母親を亡くす。ただ真面目にやってきただけなのに、という想いで「あらかじめ失われた人生だ」と自嘲する村田。一方、大手人材派遣会社社長大林(75)は、非正規労働者の不遇を一切省みようとせず、リスキリング支援など自社の利益のため政府との癒着を続けていた。
母の死さえ踏み躙られ、「俺が見えないのか!」という村田の魂の叫びがスナッチャーズに届いた時、スナッチャーズは大林への復讐を決行する。なんと、大林は20代まで若返り身分を失う。「お前が作った時代を生きてみろ」という時嶋。大林は労働者へと身を落とし、労働者の労苦を知るのだった。
2話「リグレット」
強制改宗屋に15年間監禁されようやく解放された女性(36)の姉(39)が依頼人としてやってくる。姉は今や脱会したものの、当時監禁に加担したことを何年も悔やみ続けていた。だがいくら悔いても15年は戻らない。自らが罰を受け老化してでも妹のため、せめて宗教法人に復讐したいのだという。
入信したふりをして潜入するスナッチャーズ。教団の異様な実態が明らかになる。最大のイベントである降神会を行うその日、スナッチャーズは大立ち回りで教祖と幹部数人の年齢を奪い老化させることに成功。降神会は失敗、教団は求心力を失った。
妹を若返らせもう一度人生をやり直させてあげたい、と願う依子。しかし、妹は姉のために寄り添って共に生きたいとそれを拒否し、老いた姉と共に家へと帰るのだった。
3話「永久に美しく」
依頼者は新進気鋭の若手女優(24)。彼女は下積みの末にようやく映画の大役を手に入れるが、中年の大御所女優(44)の権力によって奪われてしまう。絶望した彼女は女優業の引退と、大御所女優への復讐を誓い、スナッチャーズの元を訪れる。
復讐が遂行され大御所女優は64歳、依頼人である若手女優も年齢を奪われ44歳の中年女性に。だがスナッチャーズは衝撃の事実を知る。依頼人は大御所女優が捨てた実の娘だったのだ。下積みの時間と捨てられてからの年月。それら恨みが相まった復讐依頼だった。
大御所女優の女優生命を絶ったことに満足した依頼人。しかし大御所女優は彼女に宣言する。「今度は自然に老人の役が演じられるわね」。母を理解し、その女優魂に心を打たれた依頼人は女優業復帰を決意する。
今日も客もまばらなある小劇場で、母娘二人が必死に役を演じ続けていた。
4話「暴走」
最愛の妻(38)と息子(12)を暴走老人、羽根田(88)の運転で亡くした安井(40)が依頼人。羽根田は心神喪失により無罪となり、安井は仕事も辞め抗議活動を続けていた。
息子が大好きだったサッカーを見るたび苦しんでいる安井は、なんと羽根田を若返らせたいと依頼する。「寿命で死んで逃げ切ることは許さない」と。息子を亡くした同じ悲しみを持つ浅暮は、復讐を請け負うことを決意する。
そして羽根田は息子と同じ年齢まで若返る。楽しそうに遊ぶ姿。それを見て羽根田を轢き殺そうとする安井。だが、羽根田はサッカーボールを道路に転がして飛び出してくる。息子と同じ光景。安井は急ブレーキをかける。浅暮は安井が羽根田を殺さずに済んだことを安堵する。だが安井は、息子が叶えられなかった夢を託すかのように羽根田にサッカーを教えこみ、ミスには暴力を振るい痛めつける。それを甘んじて受け入れる羽根田。2人の奇妙な関係は続くのだった。
5話「若さの罪」
ボーカル&ダンスグループの男性中堅アイドル(28)が依頼にやってくる。
彼はメンズメイクやメンズスキンケアの発信を行う美容系アイドルでもあった。
大手事務所の50代男性社長と長い間愛人契約を結ばされていたが、見返りとして貰えるはずの仕事の約束がいつになっても実現せず、アイドルとしての盛りを過ぎる焦りから社長に強く直訴する。それが裏目に出て、お前など元から価値は無い、とリベンジポルノを流出させられたのだ。もう若さや美しさの競争には飽き飽きした、それだけしか価値と認められない業界に嫌気が差したと語る依頼人。
依子は依頼人に肩入れし社長に仕置きを仕掛ける。「俺は選ばれた人間。いつまでも若くすべてを手に入れる」と嘯く下衆な社長は、数億円で手を打たないかと持ち掛けてくる。
その若さは罪だと言い放つ依子。社長は90歳代の老人となり、すべての欲望は減退し、黄昏の日々を送るのみとなった。
そして依頼者も48歳となる。しかし彼は結局他の生き方を知らず美容医療中毒となり、整形を繰り返してはSNSへ投稿しているのだった。
6話「ゴーストライター」
小説家として有名な竹田一目(50)のゴースト・ライターをしている青年、大垣(25)が依頼人。彼はある犯罪行為に関わったのを竹田に隠蔽してもらい、そのことで弱みを握られ竹田の身代わりで作品を書き続けている。
スナッチャーズは依頼を受け、ギフテッドの夏井は自分を偽る大垣に自分自身の境遇を重ねる。周りと馴染めず自分を偽った日々。
夏井は仕置きを実行し、竹田は70歳、大垣も依頼者として年齢を奪われ45歳となった。
晴れて竹田のゴーストライターを卒業した大垣は新進気鋭の作家としてヒットを飛ばす。
対して竹田は、数年ぶりに自分で小説を書こうとするが何もうまくいかない。ブランクが長くしかも加齢の影響で脳はうまく働かず、指も震える。しかし竹田は、この稀有な老いた経験をもとに幻想的な小説を書き上げるのだった。
ある文学賞の候補に残る竹田と大垣。そして受賞作は竹田の作品に決まった。大垣は悔しがると思いきや、竹田の受賞を喜ぶ。不思議がる夏井。
「竹田さんの処女作を読んで小説を書き始めたんです」。そう、大垣はただずっと竹田のファンだったのだ。二人は物語を書き続ける。
7話「希望と未来」
23年前。ある障碍者夫婦に子供が産まれた。
困難にもめげず命を授かったその子は「希望(のぞむ)」と名付けられた。彼は脳性麻痺の障碍者だった。行政の支援は足りずボランティアの協力を得ながら、2年後夫婦はもうひとり子供を授かる。その妹は「未来(みく)」と名付けられた。
未来(21)がスナッチャーズの元へ依頼にやってくる。今まで障碍者の兄の面倒を見てきたが、両親が亡くなり役目は果たした、もう疲れ果てたから終わりにしたいのだという。
未来はメディアにも所謂”きょうだい児”として天使のように取り上げられてきたが、そんなことは無いという。「天使なんかじゃない。私は兄と親の面倒を見るためだけ、親の都合で生まれた奴隷」そう言い放つ未来。自分は子供は絶対に作らないし、脳性麻痺の兄は老化すればすぐ寿命を迎える。やっと私は解放される。このまま面倒を見るはめになる20年をスキップして未来にワープしたと考えればいい。そう語る。
未来のたったひとつの希望として、せめて自分の手で老化させてやりたいという。兄は大人になった今でも「早く大人になりたい」と言っているから。時嶋はその願いを聞き入れ、契約の前に未来と一緒に家へとやってくる。
時嶋の姿が見つかり、兄の希望(のぞむ)は刃物を持ち出して暴れる。悪者だ、未来は悪者に騙されている、と。そして、なんと希望(のぞむ)は自分のお腹を刺す。
未来にとって自分が邪魔なのは分かってる。その悪者に刺されたことにすればいい。そういう希望(のぞむ)。だが何とか一命を取り留める。必死で看病する未来の姿。
契約はもう不要だ。時嶋はそう言って去っていく。
8話「騙されたのは――」
22歳、前途洋洋と思われた女子大生が自殺する。
暗号通貨ジュエルキングの投資詐欺に騙され150万円の借金を背負い苦悩したためと思われた。必ず儲かると嘘をつき6億円以上を集めた投資詐欺グループは起訴されたが執行猶予となる。
憤りから丹念な取材を続ける記者。様々な女子大生の関係者たち。
何故分からなかったのかと悔やむ親、相談に乗りつつ助けられなかった恋人、投資を紹介した友人、誰もが悔やんでいたが、誰もがどうすればいいか分からずにいた。彼女の真意はどこにあったのか。
スナッチャーズは誰からか依頼を受ける。投資詐欺犯たちはまた新しく投資詐欺を始めていた。首謀者であり、インスタで豪勢な暮らしぶりを見せつけていた40代男性はスナッチャーズの仕置を受け90代まで老化させられる。
依頼人は誰か――。親か恋人か友人か記者か。同じ投資詐欺グループの参謀役だった。
接近した依子を騙そうとし、グループの首謀者をも騙そうとしたが、自分も”依頼者”として老化させられたのだった。
9話「悪魔の研究」
3年前。スナッチャーズの面々は研究所の研究メンバーとして研究に没頭していた。
酵素”黄昏”は老化の効果こそ見出だせていたものの、それだけでは悪魔の研究と呼ばれ何ら役に立つことはなく、資金も絞られる。だが研究を続け、遂に彼らは若返りの効果を発現することに成功する。しかしそれ以降研究はストップされ、手のひらを返した上層部組織に成果を奪われてしまう。
若返りは捏造とされ、研究主任の浅暮教授は汚名を着せられ自死を選ぶ。残されたメンバーたちは世にこの成果を発表しようとするが、持ち込んだメディア担当も、さらに時嶋の彼女も組織のメンバーと思われるものによって老化させられてしまう。時嶋はエイジ・スナッチャーズを結成し悪魔の研究と恐れられた老化の力を復讐に使うことを決意する。そして、実行犯の一人を捕まえて老化させる。このときから、エイジ・スナッチャーズの仕置きが始まったのだった。
そして現在、認知症を発症してしまっていた当時のメディア担当のリハビリが実を結び、断片的だが新しい手掛かりを得ることに成功する。組織へと迫ろうとするスナッチャーズ――!
10話「黄昏」
組織の正体、多国籍コングロマリット企業に成長した「スマートエイジ」に辿り着くスナッチャーズ。彼らは酵素の技術を独占し、選ばれし優れた人間にのみその力を使う優生思想を掲げていた。
プロジェクトの中心グループへとスナッチャーズの調べが進む中、組織の魔の手がスナッチャーズへ迫る。アジトが襲われ、夏井が老化させられてしまった。
元々身体が弱かったため、衰弱し寝たきり老人となる夏井。しかし、夏井はしわがれた声を絞り出して告げる。「僕に酵素が効いたということは、複数回効果のある酵素を作り出したということだ」と。それは、小夜子も夏井も助けられる希望の光だった。
そして、人類が事実上の不老を達成した証だった。
時嶋は危険を犯し潜入を試みる。彼らの酵素を盗み出し小夜子や夏井を助けるため。
スマートエイジの幹部メンバー木之井と対峙する時嶋。木之井が語る。
世界は変わる。スマートエイジは1000年企業となり、選ばれた人間だけが若さを保持できる新たな年齢プラットフォーム企業へ進化するのだ、と。
時嶋は木之井に後れを取り、老化酵素を打ち込まれる。90代へと変貌していく。
しかし、時嶋には狙いがあった。その様子は全世界に配信されていた。対応に迫られその場を去る木之井。
スマートエイジの株は暴落し、その後世界は酵素の話題で持ち切りになる。
そんな中、特別養護老人ホーム菊光園では、夕暮れ時に杖をついて庭に立つ時嶋と小夜子の姿があった。
(シーズン2へと続く)