今回、脚本開発チームを運営するにあたって、いくつかのチャレンジを試みてきました。
最終的な成果物についてはいろんなご意見があるかと思いますが、今後はチームや個人に関わらず、自分の作家性を爆発させた脚本家たちがWEBで脚本を公開して(盗用・盗作のリスクと引き換えに)、プロデューサーの皆様との接点を探るという流れが一般的になっていくと思われます。
それは、プロの脚本家への登竜門の”門”があまりに狭くて、数が少なく、場所も分かりにくいからです。
また、その門をくぐってプロの肩書を手に入れたとしても、”成功”と呼べるだけの豊かさを享受している脚本家の姿というのはあまりお見かけせず、ほんの一握りの大家だけ、というのが現状ではないでしょうか。
隣の畑である漫画業界の話で言えば、原稿料のためだけに肉体と魂を削って描いている漫画家はいません。
作品がハネた時に入ってくる印税、いわば一攫千金を狙って、漫画家志望の方々は日々切磋琢磨されていると思います。
脚本業界も「当たれば稼げる!」という夢と、透明性の高いインセンティヴ・プログラムを用意すれば、結果的に畑も肥沃になり、これまで眠っていた既存の才能や新しい才能が集まってくる…そして、そのような発展を続けていけば、生来真面目で献身的な日本の脚本開発チームが、ハリウッドを凌ぐ脚本を開発することも夢ではないと思っております。
そのためにはどのようなシステムが最適なのか、共に可能性を模索しながら、一緒に歩いていただける皆様からのご連絡を心からお待ちしております。
和泉(@izumiscript)
USD – Underground Scriptwriter DAO –
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